さる2016年12月19日の朝8時過ぎ、東南アジアの大都市国家・シンガポールを東西に走る高速道路で、
逆走した乗用車がバイクと衝突し、バイクが吹っ飛ぶという衝撃的な事故が起きました。
事故に遭った人はどうなったのか?なぜ逆走してきたのか?
逆走車のドライバーはどんな人だったのか?
様々な疑問が浮かぶこの事故について、調べてみました。
シンガポールの高速道路とは?
シンガポールは東京23区と同じくらいの面積しかない小さな都市国家です。
ですが経済発展が目覚ましく、高層ビルがばんばん建ち、日本からの旅行先としても人気が高いです。
シンガポールには総延長約150kmもの高速道路が走っていて、基本無料です。
しかし都市中心部は混雑緩和のため、時間帯によって料金がかかります。
またERPという、ETCのような無線システムで料金を支払います。
実はこのERP、日本の三菱重工が開発したシステムだそうです。
逆走した車がバイクと衝突!衝撃映像がこちら!
丁度逆走車と衝突してしまうバイクの後ろを走っていた車のドライブレコーダー映像がありましたので、そちらをご覧ください。
いや~恐ろしい!いきなりこんなのが来ても反応できませんよね!
2人乗りバイクの人が吹っ飛んでいます。
バイクは無残なバラバラの姿に…
正直、よくこんなジャストタイミングな映像がありましたね!といった感じです。
逆走の状況は?
この逆走車、なんと時速120kmだったとか。
マレーシアとの国境のイミグレーション(出入国審査ゲート)が料金所のようになっていて、その地点から逆方向の道路に入ったようです。
逆走車はシルバーのメルセデスベンツ、これシンガポールで走らせるのに日本円で1千万円はくだらないでしょう。
なぜなら、シンガポールでは車の購入代金の他、”車を所有する権利”を何百万円も払って取得しなければならないからです!
狭い国土で渋滞が起きないようにするための策なのです。
事故に巻き込まれた人は?そして逆走車のドライバーは?
さて、気になるのは事故に巻き込まれた人の様子や、逆走車をどんな人が運転していたのか?ということですよね。
バイクに乗っていた人は事故後どうなったのか!?次ページへ!
事故に巻き込まれたバイクの人はどうなった?
まず2人乗りバイクの人ですが…なんと生きています!
この2人乗りの人々はシンガポールに住む30代のマレーシア人夫婦で、男性が運転し女性が後ろに乗っていました。
事故直後、男性は起き上がり女性のもとに駆け寄りますが、女性はほとんど動けず、動画だと「ヤバい!」と思ってしまったのですが、どうやら大丈夫でした。
ただ左足に大けがを負っているらしく、歩けるかどうかが心配です。
しかし彼女は「これで私たちは3か月は働けない。どうやって部屋の家賃を払えばいいのかしら」と早速お金の心配をしていました。
まあ実際その心配もあるのでしょうが、まずはこんな大事故で命があったことに喜びたいところですね!
またバイクを運転していた男性は両手で3本の指を失い、治療中だとか。
[ad#1]
他の被害はどうだったの?
残念ながら死亡者が発生しています。
逆走車と正面衝突した黒色の乗用車(トヨタ・ヴィオス)に乗っていた男性が亡くなってしましました。
ジャッキー・リオン氏(
)という、CMにも出演する俳優でした。奥さんと日本へ旅行したと思われる写真もあり、見ていると悲しくなってしまいますね…。
逆走車のドライバーはどんな人?
逆走するメルセデスベンツを運転していたのは、53歳のビジネスマン、リム氏です。
なぜ逆走したのかは分かりません。
ただ、現在の状況から危険運転致死罪のような罪で起訴された場合、最大でも5年の懲役と罰金刑のようです。
この事故、気を付けてと言われても気をつけようがありませんね!
日本でも最近増えている逆走車による事故、特に高齢ドライバーですね。
高齢ドライバーが引き起こす事故が社会問題となっています。
このような悲惨な事故が数多く起きても、世界にはもはや自動車を手放す選択肢は無いわけで、
今後どうやって事故を減らしていくか、運転技術や性能といったものではなく事故防止のテクノロジーも発展が望まれます。
コメント