「奥山梨温泉郷」、あまり聞き慣れない名前かと思いますが、山梨県南部の、南アルプスに抱かれた秘境に湧く温泉です。
そこには「山梨のマチュピチュ」と呼ばれる絶景の場所や、世界最古の温泉宿など、話題に事欠かない名所ばかり。
「出没!アド街ック天国」でも紹介されましたが、一体どんな場所なのか、レポートしてみました。
奥山梨温泉郷の日帰り温泉とは?
奥山梨温泉郷とは、山梨県南巨摩郡早川町にある温泉です。
奥山梨という名の通り、山梨県の県都・甲府からも結構遠く、クルマでも2時間くらいかかります。
早川町は「日本で最も人口の少ない町」でもあり、人口は1,100人ちょっとしかいません。
奥山梨温泉郷には代表的な温泉が2つあり、「奈良田温泉(ならだおんせん)」と「西山温泉(にしやまおんせん)」です。
中でもオススメなのが奈良田温泉の日帰り湯「町営 奈良田の里温泉」。
女帝の湯とも呼ばれているようですが、源泉かけ流しの素晴らしい温泉です!
ヌルヌルとした手触りで、少し硫黄臭がするような感じの湯で、まさに「温泉だなあ!」といった実感が得られます!
『 奈良田の里温泉 女帝の湯 』
営業時間:9:00~19:00(冬季18:00まで)
入泉料:大人550円 子ども220円(入浴1回限り)
定休日:水曜日
実は私は以前登山の帰りにこの温泉に入ったことがあり、泉質が本当にすごいです!
すごくヌルヌルしており、ヒノキ造りの湯船でその触感を楽しみました。
もう一つの日帰り温泉は、西山温泉の「湯島の湯」です。
こちらは露天風呂のみの温泉で、もちろん源泉かけ流し。
また施設も新しく綺麗な温泉です。
奈良田温泉よりも泉質は落ち着いており、誰でも楽しめるような温泉のようです。
『 西山温泉 湯島の湯 』
営業時間:10:00~18:00(7,8月は19:00まで)
入泉料:大人550円 子ども220円(入浴1回限り)
定休日:木曜日(祭日の場合は翌日)
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奥山梨温泉郷 秘境の旅館・ホテルとは?
実はここに「世界最古の宿」があるのです。その名も「西山温泉 慶雲館」。
この温泉が発見されたのは、なんと西暦705年!(慶雲2年)
かつての天皇も湯治に訪れたり、戦国武将・武田信玄、徳川家康の隠し湯とも言われ、その歴史は非常に深いものがあります。
昔は病院も薬もまともなものが無い時代ですから、温泉に入ること自体が病院へ入院するようなものかもしれませんね。
この慶雲館は2011年に”世界最古の宿泊施設”として、その世界記録がギネス認定されました。
最近リニューアルし、建物施設が生まれ変わり快適に過ごせそうです。
もう一つオススメしたいのが奈良田温泉「白根館(しらねかん)」です。
注目したいのはその泉質。先ほど紹介した「奈良田の里温泉」よりも強力な泉質とのことです!
ヌルヌル感はより強く、臭いも硫黄臭、油臭がするほか、なんと色が黒かったり緑色だったりと、なんだかものすごい温泉のようですよ!
しかも露天風呂、内風呂と種類も充実しており、温泉通にはたまらない内容だとか。
私もこの温泉には行ったことがなく、いつか行ってみたいとは思いつつも、地理的に遠くて行けずじまいです…。
また、白根館は日帰り入浴も13~17時に限り行っており、料金は大人1,000円です。
ちなみにこれら奥山梨温泉郷にはホテルはなく、旅館のみとなっています。
奥山梨温泉郷の名物とは一体!?次ページで!
奥山梨温泉郷の名物は?
山奥であることから、豊富な山の幸が代表物です。
山の幸と言えばやはり「ジビエ」です。
シカ肉やイノシシ肉などが豊富で、専門施設で処理されたジビエが、すぐ横のジビエレストラン「早川ジビエ ヤマト」で食することが出来ます。
「鹿ダシうどん」「鹿肉ロースト丼」「猪カレー」など、都会ではまず食べられないものばかりです!
レストラン『早川ジビエ ヤマト』
住所:山梨県南巨摩郡早川町草塩503
営業時間:平日11:00~15:00 土休日10:00~15:00
定休日:不定休
詳しくは「早川創造空間COCOROTO」をご覧ください。
まとめ
- 奥山梨温泉郷とは、山梨県南巨摩郡早川町にある「奈良田温泉」「西山温泉」など
- 日帰り温泉では「奈良田の里温泉 女帝の湯」がオススメ
- 旅館は世界最古の宿泊施設としてギネス認定された「西山温泉 慶雲館」が有名
- 名物はジビエ(獣肉)。「早川ジビエ ヤマト」では鹿肉や猪肉を堪能できる
アプローチが厳しい山の中ですが、都会とは別世界の非日常が味わえること間違いなしです。
「神が宿る地」というような雰囲気が感じられるかもしれません!?
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