ども、クマ船頭です!
「ろうけつ染め」をご存知ですか?
1,000年以上も前から伝わる伝統の
染め方で、その伝統を受け継ぐ美人職人
作家として古屋絵菜さんが沸騰ワード10
に出演し注目を集めています。
大河ドラマ「八重の桜」でも登場した
古屋絵菜さんの作品や個展情報、通販や
価格についてもお知らせしていきます!
古屋絵菜とは
古屋絵菜(ふるやえな)さんは、
1985年生まれの32歳、山梨県甲州市
(旧・山梨県大和町)出身です。
中央道の笹子トンネルや武田氏終焉の地で
有名なのが旧大和町です。
山梨県立日川高校を卒業した古屋絵菜さん
は、東京の武蔵野美術大学へ進学します。
武蔵野美術大学では日本画を学ぼうと
考えていたのですが、就職先がないと
親から言われ、工芸工業デザイン科へ
進みました。
そこではテキスタイル(織物、服飾)の
ことを学び、そこで「ろうけつ染め」に
本格的に取り組むことになりました。
大学卒業後は大学院や東京での制作活動を
経て、中国の上海大学へ留学します。
外国の文化や技術を学び、留学を終えて
帰国後、再び地元の山梨へ戻りました。
そして山梨を拠点に「ろうけつ染め作家・
古屋絵菜」としてのスタートを切ります。
ろうけつ染めとは?母親も作家?
ろうけつ染めとはあまり聞き慣れない言葉
ですが、染め物の一種です。
布にロウソクのロウを塗って染めると、ロウ
を塗った部分は染まりません(防染)。
つまり、ロウを塗っていない部分が染まるの
です。
これを利用して生地に模様を描くのが
「ろうけつ染め」なのです。
ろうけつ染めは日本だけでなく、むしろ発祥は
海外です。
今でもインドネシアやマレーシアといった
東南アジアでは伝統的に使用されている技法です。
アジアンなテーブルクロス ソファーカバー インドのろうけつ染め布 コットンバティックのテーブルカバー ファブリック〔185cm*115cm〕
実は古屋絵菜さんの母親もろうけつ染めの
染物作家で、いわば芸術一家で育ったのが
古屋絵菜さんです。
大学で日本画を学ぼうと思いつつ、結局
ろうけつ染めの道へ進んだのも、母親の
影響があるんですね。
古屋絵菜さんの母親は、古屋真知子
(ふるやまちこ)さんという染色作家です。
古屋真知子さんは著名な染色作家で、その
作品は高校の教科書にも採用されています。
日本を代表する公募展覧会である日展
(日本美術展覧会)にも数多く出展し、
ろうけつ染めだけでなく、渋染など染め物
全般に作品を製作しています。
山梨県ではかなり知られた存在のようです。
古屋絵菜さんは、女流二代目の染色作家
なんですね。
うーん、スタートラインが違う…。
古屋絵菜のろうけつ染め作品!大河ドラマ八重の桜にも!
古屋絵菜さんが大きく注目を集めたのが、
2013年の大河ドラマ・八重の桜でオープ
ニングのタイトルバックに採用されたこと
でした。
新しい考え方や行動を示した新島八重と
いう女性を主人公に描いたドラマでしたが、
その力強い花を見事ろうけつ染めで表現
したのでした。
また黒色が印象的な背景は、古屋絵菜さん
が東日本大震災の復興を願って弔いの思い
を表現したそうです。
NHKの大河ドラマが復興支援という面も
担っていたことから、思い切った配色を
しています。
生と死を感じさせながらも、誇り高い高貴
な雰囲気も醸し出す、古屋絵菜さん
ならではの作品に仕上がりました。
古屋絵菜の個展情報!場所や日付は?ろうけつ染め作品の通販や価格は?次ページで詳しく!